従来手法による鋳造品は、品質のバラつきやガスの残留による鋳巣の発生が問題とされていました。弊社では、これらの課題を克服するため、金型を用いた量産鋳造で利用されることの多い低圧鋳造技術を、砂型鋳造に応用しました。業界の常識では不可能とされていた砂型への加圧溶湯を、コンピュータで制御する独自の鋳造法で実現。要求品質に合わせて溶湯のスピードや温度、圧力をきめ細かく制御する技術により、歩留まりの良い高品質の鋳造品製造法を確立しました。
溶解設備(溶解炉)で溶かした原材料を、作業者が湯汲みを用いて鋳型に流し込む一般的な鋳造手法。製品形状に合わせた柔軟な方案を選択でき、方案改良が容易であることや、短時間で作業を行えるため生産性の高い鋳造手法といえます。